訃報の連絡を受けたときに、本来なら香典は通夜または葬儀のいずれかに持参しますが、遠方であったり、やむをえず通夜や告別式に出席できないときには弔電を打ちます。
その際は葬儀や告別式の前日までに打つようにします。そして送り先は葬儀が自宅で営まれるなら喪家に送り、斎場などで営まれる場合にはその斎場に気付します。葬儀や告別式に出席できない場合ばかりでなく、会社関係や職場などで弔電を打つこともあります。
個人が打つ電報とは異なり、故人や遺族の社会的なつながりから必要性の高い弔電もあります。この場合葬儀に参列するとともに送る場合がほとんどです。送る際のあて名は通常は喪主宛てにしますが、喪主の名前がわからない場合には故人のフルネームを記して○○様ご遺族様、あるいは遺族ご一同様といった宛名にすることも可能です。
不幸の際に打つ電報には残された遺族のことを考慮し、忌み言葉などのふさわしくない言葉を使わないように気を付ける必要があります。故人とどんなに親しい間柄であったとしても、弔電は参列者に披露されるものでもあるため、このあたりのマナーはしっかりとわきまえた文章にする必要があります。社葬などのように日時が早くからわかっていれば期日指定で送ることもできます。
葬儀で注意したい服装マナー »